BEMS？

千葉県某市の文化会館の設計をしているんですが、管理システムを高度なものにしたいとの要望がありました。

「ピームス」を導入するとかで、おっ、けっこう先進的だなと・・。

ピームスというと、BEMSと思い込んでしまった。

いろいろと調べて空調・衛生システムを考えて、基本設計原案として提出したら、どうも違うようだ。「BEMS」でなくて、「BIMMS」だって。

内容はまあ似たり寄ったりですが、LCCを母体とした建物全体の運営管理なようだ。

ソフトは国土交通省が作成してあり、インターネットで各区市町村や民間が登録して利用するシステムらしい。データは国交省にも蓄積される。

まあ、近い将来には「BEMS」若しくは「BEEMS」は取入れられるのでしょうが。

最近の官公庁物件は環境や省エネルギー、LCCにとても敏感になっています。

設計委託仕様書には、「基本設計」とか、「PAL/CEC」とか省エネルギー関連の書類にチェックは入っていないが、「提案形」で設計を進めていただきたい・・・、とな。

う～ん、それを「基本設計」と言うのでは。

基本設計料は、おおよそ実施設計の30%くらいである。

どこの官庁も予算、厳しいんだなぁ。

最近は私達機械設計(空調・衛生)の比重が大変重くなってきている。

今後ももっと重くなってくるのではと考えるこんにち。

EXELとか使って、いろいろとプログラム作るんですが、時間に余裕無いから計算しながらのプログラミングになる。市販のソフトもまあ良いが、ブラックボックス化してて、いまいち構造が理解できない。

まあ、認定ソフトはしかたないけど。

特殊建築物を設計すると、いろいろと実用的なソフトが出来上がる。

設計図描くよりも、こちらが設備設計のメインになっていくような予感が。